日本脳炎
チュン・ホアン・クイ医師
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日本脳炎は、神経系の障害を引き起こす脳炎です。アジアや太平洋西部の郊外で多く見られ、蚊の媒介によって日本脳炎ウィルスに感染することで、発症します。後遺症が残ったり、死に至ることもあります。
ベトナムにおいては、1952年に初めて日本脳炎発症のケースが報告されました。ベトナム全土で感染の可能性がありますが、米、果物、野菜の栽培、養豚が盛んな北部の農村部で特に感染率は高くなっています。過去には、年間2-3千件の脳炎の内、60%以上が日本脳炎だったという報告があります。現在は、ベトナム国内でも日本脳炎の予防接種が可能となっています。
日本脳炎の症状は様々で、発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛などが見られます。これらの症状の後、意識障害や発作、麻痺、過呼吸、その他の脳神経症状が出ます。
日本脳炎には有効な抗ウィルス剤がなく、頭蓋内圧のコントロールや呼吸困難の回避、痙攣のコントロールなど、症状緩和の対処法が取られます。 第一の感染予防は、蚊に刺されないことです。蚊は、夜間に活発に活動します。蚊が多い地域に住んでいる、または行く予定がある場合は、就寝の際には蚊帳の使用、そして、野外に外出際はディート成分配合の蚊除け剤の使用をしましょう。また、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を抑えることも効果的です。
また、蚊が繁殖しやすい環境を作らないことで、リスクを下げることが出来ます。防虫剤を散布する、ボウフラを食べてくれる魚を水田などに放し飼いする、水田の水を定期的に交換するなどの対策があります。 日本脳炎ワクチンの予防接種を受けることにより、危篤な症状を避けることが可能です。日本脳炎ワクチンの予防接種の方法は、各国で異なります。ベトナムにおいては、1歳を過ぎてから、1-2週間の間隔で2回、そしてその1年後に1回の計3回の皮下注射を行います。 その後、15歳頃まで、3-4年に1回、追加接種を行います。
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小児科
クイ医師は、小児科医として10年の経験を持ち、ファミリーメディカルプラクティスには2014年から勤務しています。「今の子供達が世界の明日を担う」という言葉を常に意識し、診療にあたっています。 |
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