水ぼうそうの流行
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 2013年12月以来水ぼうそうの流行が続いています。学校を中心に広がっていますが、予防策は予防接種です。これまでに水ぼうそうに感染したことのない方は、早めの接種をおすすめします。
 

水痘(Chickenpox)はどんな病気?

 

水痘はみずぼうそうと呼ばれることが多いですが、水痘ウイルス(varicella zoster virus)にかかることによって起こる病気です。水痘ウイルスはインフルエンザと同じように飛沫感染(つばや体液で感染)します。軽く済むことがほとんですが、まれに合併症があります。


どんな症状ですか?

 

10歳ごろまでの子供によく見られる病気です。潜伏期間(感染してから症状がでるまで)は2-3週間と言われています。最初は軽い発熱や頭痛程度の症状です。その後38度前後の発熱とともに、徐々に発疹が出現して、頭や口の中など全身にかゆみを伴う水疱ができます。数日すると水泡は乾いてかさぶたを伴うようになります。熱は数日で治まりますが、発疹は7-10日ほど続き、全部の水疱がかさぶたになるまではウイルスの感染力が残っているので登園禁止です。
 
子供の場合は合併症を起こすことはまれですが、最も多いのは水疱部に細菌の2次 感染を起こしてしまうことです。いつまでも熱が下がらない場合、いったん熱が下がった後にまた熱が出る場合は注意が必要です。肺炎や脳炎や髄膜炎を起こすこともまれにありますが、通常は後遺症などが残らないことがほとんどです。逆に大人が感染した場合は症状が重いことが多いです。また妊婦が感染すると先天  異常の原因や胎児がみずぼうそうにかかることがあるので注意が必要です。
 

治療法はありますか?

 

重症のみずぼうそうにはアシクロビルという抗ウイルス薬がありますが、子供の場合は症状も軽く抗ウイルス薬の投与の必要性は低く、解熱鎮痛シロップの服用や十分な水分補給で対処します。かゆみ止めにはカラマインクリームや抗アレルギー薬による対症治療があります。皮膚の2次感染を予防するために、子供の爪を短く切ってよく洗い、なるべく痒いところをかかないようにしましょう。

 
予防接種はありますか?

みずぼうそうワクチンは安全なワクチンです。予防接種をしておくとみずぼうそうにかかる可能性はほとんどなく、もしかかっても軽く済みます。予防接種のスケジュールは1回目の注射を1歳から1歳半の間に打ち、2回目の注射を4-6歳の間に打ちます。(日本では 水痘ワクチンは任意接種の注射で、スケジュールは1歳以上の子供を対症に1回だけ注射です。使っているワクチンの内容は日本もファミリープラクティスも同じです。)また家族内などあきらかにみずぼうそうの患者に接触し感染した可能性がある場合も72時間以内にみずぼうそうワクチンを打てば発症を予防できます。 
 
みずぼうそうかなと思ったら?

熱や発疹などが見られたときはクリニックを受診してください。症状が軽い場合は自宅で様子を見てもらってもかまいませんが 学校は休むようにしましょう。
 
お問い合わせは、日本語ホットライン(08)3822-1919までお気軽にどうぞ。

 
 
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